研究するだけで200万円?大学院で奨学金を借りないと絶対損!

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こんにちは、ラボ畜ブロガーのタケシです(‘ω’)

 

突然ですが、みなさんお金は好きですk、ぼくは好きです!!

今回はお金の話をします。

日本学生支援機構JASSOの奨学金の話です。

 

大学生のうちは親の収入がある基準以上だと、奨学金を借りることができませんでした。でも大学院に進学すると、親の収入に関わらず、奨学金を借りることができるようになります。

 

大学院生になると奨学金を借りる人が一気に増えます。特に成績のいい人が。

その理由は奨学金の返済の減免です。

 

詳しい基準は非公開ですが、大学院に進学してから、学会への参加、論文の執筆など、学業で特に優れていると認められれば、返済額が半分になったり、全額返済しなくてもよくなります。つまり真面目に研究をするだけでお金がもらえるかもってことなんですよ。

しかもこの額が本当に大きいんですよ。

 

実際に計算してみた

修士課程で卒業する

大学院に在学中、月に8万8千円借りることができます。

修士課程で卒業するとして、2年在学で獲得できる総額はこんな感じ。

①返済額の半分免除の場合

  8,8000円 ÷2 ×24ヵ月=1,056,000円 (100万円越え!) 

②返済額の全額免除の場合

  8,8000円 ×24ヵ月=2,112,000円    (200万円越え!!)

 

やばくないですか。。。こんな大金見たことないっす。。。

 

博士課程で卒業する

さらに博士課程まで進む方は、最高で毎月12万2千円借りることができるので、博士課程に3年在学するとすると。。

①返済額の半分免除の場合

  12,2000円 ÷2 ×36ヵ月=2,196,000円

修士課程も合わせると、3,252,000円 (300万円越え!!!)

②返済額の全額免除の場合

  12,2000円 ×36ヵ月=4,392,000 

 修士課程も合わせると、6,504,000円 (600万円越え!!!!!!)

 

 。。。

なんかもう訳わかんなくなってきました。。。

 

とりあえず大金ですね。間違いなく。

 

注意点

この奨学金の返済の減免があるのって第一種奨学金だけなんですよね。

日本学生支援機構JASSOの奨学金には、第一種と第二種の二種類があって、第一種は無利子、第二種は有利子です。(詳しくはHPや募集要項を見て下さい。大学で簡単に手に入ると思います。)

さっき書いたように、その内奨学金の返済の減免があるのって第一種奨学金だけで、借りるには審査があります。第二種は審査基準が緩く、かなり通りやすいと聞きますが、奨学金の返済の減免制度がないので、今回のようなお金を稼ぐ目的で借りる人はほとんどいません。

一方第一種奨学金は、研究をがんばるだけでお金がもらえるかもしれないので、応募する人は大変多いです。よって審査もきちんと行われます。

 

申し込むタイミングは大学院に入る前年の秋ごろ、年明けの一月ごろ大学院に入ってからなどがあります。それぞれ予約採用在学採用といって、予約採用の方が先に席を確保できる分、審査が厳しめです。

そこで審査の基準の一つになるのが大学での成績です。

在学採用も案外審査をパスできるって聞いたこともありますが、確実じゃないし、かなり不安ですよね。

だからいい成績をとっておくのってめちゃくちゃ大事なんですよ!!

 

でも、この審査に落選しても、在学採用に申し込むことも可能なので試してみる価値はあると思います。

 

 

まとめ

やっぱりお金の話は楽しいですね(笑)

 

ちなみに、別に返済の減免にならなくったって、借りた奨学金に手を付けずに置いておけば、そのまま返してはい、おしまい!ってこともできます。

だから絶対に借りるべきです!これをモチベーションの一つに研究をするのもいいんじゃないでしょうか!

 

実はぼくも、10月に予約採用の申し込みを済ませたところなんですよ(‘ω’)

それではみなさん、BLL(ビューティフル ラボ ライフ)を!

 

どろんっ

 

 

4 Comments

hattorisumire

返済免除審査は大学内研究科選考、大学内選考、学生支援機構選考を経る非常に厳しいもの。それに賭けている、貧しい学生を取り巻く競争環境は免除制度でひと儲け気分の恵まれた学生によって厳しさを増している。
でも、返済免除勝ち取ってください。
きっと、競争には敗者がでることを分かってくれる方だと思うので。
私も負けないよう頑張ります。

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管理人タケシ

実はコメントを初めていただきまして、素直に嬉しいです。ありがとうございます。
たしかにそこまで考えが至っていませんでした。ひと儲け気分で減免を狙っている学生はたくさんいます。お金がなく、生活費を稼ぐために勉強時間が減り、いい成績を取ることが難しい学生が減免を受けられず、親の仕送りのみで生活をし、遊びにも勉強にも時間を自由に使える学生がいい成績を取り減免を勝ち取るという状態はおかしいと思います。
学業をこなしながら、生活費を稼がなければならない辛さを彼らはわからないでしょう。不利な状況には変わりありませんが、ぜひいい成績を取ってください。
ぼくは奨学金は大嫌いです。実のところはただの借金ですから。
ぼくも大学4年間で第一種奨学金を230万円ほど借りています。兄弟が多く、そこまで裕福な家庭ではありません。だからこそ勝ち取りに行きます。もちろん十分恵まれている方だとは実感しています。
実際のところ返済額の減免はそこまで難しいものではないと思っています。減免を受けた研究室の先輩は何人もいるそうなので。審査において学会に行くこと、論文を書くことが大事だそうです。研究室によって、どれくらい学会に行かせてもらえるかは差が出てくると思いますので、もし大学院に進学される場合は学会によく参加する研究室を選ばれた方がいいと思います。

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hattorisumire

博士号を取りたいと考えています。学会にたくさんでるといいのですね。積極的に参加しようと思います。
減免が難しくない、と私の先輩もくちぐちにおっしゃります。でも「取らなければいけないプレッシャー」を加味すると厳しいものに思えます。その人の状況に応じて感じる難度は違うと思います。
前回の私のコメントを何も知らない人は鵜呑みにしてしまうかもしれないですね。反省です。
それでは、わざわざお返事ありがとうございました!

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管理人タケシ

確かにプレッシャーがかかると、難しく感じるというのはとっても分かります。失礼いたしました。
すーさんのおかげで自分の考えが深まりました。ありがとうございました!
がんばりましょうね(^v^)

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