【475→750】2ヶ月でTOEIC700点を超えた効率的な勉強法と参考書まとめ

TOEIC 勉強法 700点超え 参考書 効率的

この記事を見ていただいている方は、効率的にTOEICの点数をあげたいと思っている方だと思います。

いきなり手前味噌で恐縮ですが、ぼくは2017年12月に受験したTOEICで970点(L:495,R:475)を取ることができました。

といっても帰国子女でもないし、はじめから英語ペラペラ&リスニング余裕というわけでは全然ありません。

ちなみに、ぼくのTOEICスコアの歴史はこんな感じ。

2013年5月 475点(IP)
大学入学直後に大学で受けたIPテスト。TOEIC自体初めてで超むずかしかった記憶。ほぼ勉強なしで受けました。

 

2015年10月 750点
大学3年生の夏休みに勉強した後に受験。勉強期間は2か月と少し。総勉強時間は160時間ほど。

 

2017年10月 905点
大学院1年生の9月下旬から大学を休学と同時に勉強開始。勉強期間は1か月。総勉強時間は110時間ほど。

 

2017年12月 970点
休学中フィリピンのセブ島でサウスピークという語学学校で猛勉強。TOEIC対策の勉強は2週間くらい。発音やスピーキングの勉強が中心。勉強期間は1ヶ月と少し。総勉強時間は200時間ほど(TOEICに限らない)。

この表から、TOEICを475→970点に上げるのに、トータルで約5ヶ月、500時間かかったことになります。

500時間という数字だけ見ると、ものすごく長く感じるかもしれません。

しかし、一般的には475→970点に上げるには、少なくとも1000時間以上はかかるという統計が多数。

参考:【上級者を目指すなら】TOEIC800点に到達するまでに必要な学習時間は?

だから、ぼくはとても短期間で効率的にスコアを上げられたと自負しています。

実は、自分でTOEICセミナーも開いたこともあって、お客さんには大満足してもらえました。

この記事では、短期間でTOEICの点数を圧倒的に上げた経験をもとに、TOEICの勉強法と実際に使った参考書を紹介していきますね!

今回は主に475→750点に上げたときの経験を書いていきます。

750→970点に上げたときのお話はまた別記事で書きますので、お楽しみに。

 

前提条件:文法はすこし得意だけど「TOEICって何?」

英語能力はそこそこ|長文読むのが超遅い

まずはTOEICの勉強を始める前のお話をしていきます。

ぼくの英語能力はそこそこって感じ。

中学高校と英語は苦手でもなく、どっちかというと好きな方でした。

でも大学受験の頃は、リスニングと長文が苦手。

長文を読むのがほんとに遅いんです。。

一方で、文法は得意でした。

英文法がパズルみたいで好きで、受験生時代アップグレードっていう参考書をめちゃくちゃやっていました。

この文法 基礎がしっかり固まっていることは、あとあと大幅なTOEICのスコアアップにつながります。

大学入学後初めてのTOEICで撃沈

大学受験は第一志望校に落ち、第二志望校の大学に通うことになりました。

入学直後、大学で開催しているTOEICのIPテストを受験しました。

結果は撃沈。

ほぼ勉強なしで受験したこともあり、TOEICの存在はしっていたけど、どんな問題形式でどんな問題がでるかは全然知りませんでした。

結果は475点。

大学受験そこそこがんばっていたから、結構ショックだったのを今でも覚えています。

大学3年生夏休み!暇だ!TOEICだ!

なんやかんやあり、英語にまったく触れることなく、大学3年生の夏休み。

特に予定がなかったので、TOEICの勉強をちゃんとやってみることにしました。

今振り返れば、「他にやることいっぱいあっただろう。。」って思うんですけどね(笑)

それはさておき、これからお話するのは、そのときに実践していた戦略と勉強法。

実績としては、勉強期間は2か月と少し、総勉強時間は160時間ほどで、475→750点になりました。

 

TOEIC700点を最速で効率的に超える勉強法

ここから具体的な戦略と勉強法のお話をしていきます!

ポイントは6つ!

  • そもそも最後まで解けなくてOK
  • 簡単なパートで点数を稼ぐ
  • 自分の得意な分野で苦手をカバー
  • 時間配分が命|時間を逆算すること
  • 少ない数の参考書をやりこむ
  • TOEICのクセを知る

これからそれぞれのポイントを深掘りしていきますね。

そもそも最後まで解けなくてOK

まずは戦略的なお話から。

みなさんTOEICを最後まで解こうとしてませんか?

もちろん900点を越えようと思えば、最後まで解ききる&高い正解率が必要です。

しかし、700点くらいなら最後までできなくて全然OK。

  • 最後まで解ききってないけど750点
  • 最後まで解ききったのに600点

なんてことは普通にありえます。(ぼくと友達の話)

ぼくのポリシーなのですが、TOEICで飛ばし読みは絶対しません。

無理に急いでも正解率が下がるだけだから。

問題を解く速さよりもまずは、正解率にコミットしましょう。

実際にぼくも750点をとったときは、最後の長文2本ちょっと、問題数にして10〜13問くらいは解いてないです。

当然勘でマークしましたが。

ざっくりと計算すると、700点を取るには200問中140問正解すれば十分。

ということは、たとえ10問捨てたとしても、正解率74%で解けば全く問題ありません。

10問くらい解かなくてもいいというだけで、心に余裕がもて、正解率も自然と上がりますよ!

 

簡単なパートで点数を稼ぐ(Part1,2,5,6,7前半)

次に、超シンプルに『簡単なパートで点数を稼ぐ』ということ。

一般的に簡単なパートといえば、パート1,2,5,6,7(前半)だと思います。

つまり、このパートたちをできるだけ早く高い正解率かけぬけることが重要。

ちなみに、ぼくが750点をとった当時は旧形式でした。

2016年から新傾向に変わり、簡単だったPart1,2,5の問題数が減り、難しいパートの問題数が増えましたね。

それでも、この戦略はまだまだ有効。

簡単なパートでできるだけ点を稼ぎましょう!

 

自分の得意分野で苦手をカバー

これはさっきの『簡単なパートで点数を稼ぐ』に似ています。

今回は『”自分にとって”簡単なパートで点数を稼ぐ』。

つまり、主にリーディングの話ですが、自分の得意なパートはできるだけ早く終わらせ、苦手なパートに時間をかけること。

当時のぼくの場合、文法問題は得意、でも長文読むのは超遅いという状態でした。

だから、できるだけ文法問題を早く溶けるようにトレーニングして、Part6,7に時間が余るようにしました。

長文が得意&文法が苦手という方は、逆の時間配分でもOK。

ポイントは、自分の得意分野で苦手をカバーすること。

 

時間配分が命|時間を逆算すること

TOEICでは時間配分が命です。

これまでの考え方

  • そもそも最後まで解けなくてOK
  • 簡単なパートで点数を稼ぐ
  • 自分の得意な分野で苦手をカバー

を考慮して、自分に最適なペース配分を考えるのが、スコアアップの鍵。

戦略的に短期間でTOEICスコアを上げたいならば、時間配分は必ず考えつくしましょう。

当時は旧形式でしたが、もう新傾向に変わっているので、新傾向で具体例を出していきますね。

ぼくの時間配分の例(文法得意&長文苦手)

  • Part 5(30問) 8分
    1問15秒だと、7:30
  • Part 6(4問×4題) 8分
    2分×4題
  • Part 7(54問) 59分
    残り時間すべて

文法問題1問15秒って結構きつい。でも長文に時間を残すにはやるしかない。

タイマーで時間を計って、体に覚え込ませました。

また、もう一歩踏み込んで、パート7はシングルパッセージとダブル・トリプルパッセージで難易度がまた変わるので、そこまで細分化して時間配分作ってもいいと思います!

あなたオリジナルの時間配分をぜひ考えてみてください。

 

 

少ない数の参考書をやりこむ

ここから勉強法みたいなお話。

基本スタンスは自分が信じた参考書をひたすら繰り返すこと。

みなさん薄々お気づきかと思うんですけど、参考書ってどれも書いてある内容ほとんど同じなんですよ。

その伝え方や構成がちょっと変わってくるだけ。

(もちろん酷い参考書も中にはあるので、ある程度の評判がある参考書という条件付きですが。)

その伝え方や構成で参考書が合うか合わないかが感覚的に決まる、と個人的には考えています。

だから何冊も参考書をやっても意味がない。

むしろ本質的には同じ内容のはずなのに、伝え方が変わっているので、返って分かりにくいだけ。

基本スタンスは、自分が気に入った参考書をこれでもかと使い倒して、内容をすべて吸収すること。

 

TOEICのクセやテクニックを知る

TOEICにはテスト特有のクセがあります。

やっぱりTOEICは公的なテストですので、ネガティブ内容や政治に関わる内容は出ないといった暗黙のルールができてしまうんですよね。

また、たまに問題形式が変更になるといえど、大筋の問題形式はずっと同じ。

だからTOEICの暗黙のルールや、おなじみの問題に対するテクニックが存在します。

このTOEICのテクニックを覚えるのはスコアアップへの確実な近道。

評判のいい参考書なら、テクニックはある程度抑えてくれていますよ。

少しだけ例をあげておきます。

  • Part1 wearing(状態)とputting on(動作)のひっかけは定番
  • Part2 質問文にある単語に似た発音の単語が登場した選択肢は不正解の可能性が高い
  • Part2 は最初の一語さえ聞ければ正解率がぐんと上がる

知らないものがあれば、いい参考書に出会えていないか、参考書のやりこみが足りない可能性が大です。

ぜひ、この記事の後ろの方で紹介する参考書やインターネットで調べてみてください。

TOEIC力も大事

ここで書いた内容は、いわゆる『TOEIC力』とも言われ、英語の本質とはちょっと違うかもしれません。

 

しかし、TOEICで高得点を取ることは確実に就活、転職、キャリアアップに役に立ちます。

 

だから「うだうだ言う前に、サクッと高得点とっちゃったほうが賢いぞ」っていうのがぼくの意見です。

 

もちろんTOEIC力だけで高得点は取れません。

たくさん勉強しましょう!

 

700点超えに使ったリスニング参考書2冊

ここからは、ぼくがリスニング対策に実際に使っていた参考書を紹介!

実は割と当たり外れが激しかったので、オススメ度も合わせて紹介していきます。

700点超えに使ったリスニング参考書は2冊だけ。

世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)

まずはこちら。

もともとは予備校の英語教師として有名な、関先生が書いた参考書。

この参考書はほんっっとにオススメ!

TOEICのリスニング対策として本当に完成されています。

  • パート毎のアプローチ
  • テクニック集
  • 関先生オリジナル模擬演習

TOEICのクセをうまく捉えて、テクニックも含め効率的にスコアを上げるエッセンスが盛りだくさん。

ぼくは3周くらいやりこみました。

ぼくのTOEICリスニングのスコアアップは、間違いなくここから始まりました。

 

TOEIC(R)TESTリスニングスピードマスター

こちらはちょっとマイナーな参考書。

個人的にはそこそこ役に立ったと思ってます。

さっき紹介したほんとけっこう内容はかぶっていますが、それよりももう少し細分化して対策してくれた印象。

ただ難易度が少々高めで背伸びした感も否定できません(笑)

正直そこまでオススメ度は高くないですね。

 

リスニング対策の参考書はこれで決まり!

リスニング対策の参考書ははじめに紹介した、『世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)』で間違いないです。

ここでTOEICのクセやテクニックをありったけ盗む。

そのあと公式問題集などの模試参考書で演習するのが、スコアアップの最短距離。

 

 

700点超えに使ったリーディング参考書2冊

続いてリーディング対策に使った参考書を紹介!

こっちも2冊だけ。

極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 5 & 6

こちらは韓国系のTOEIC参考書。

さっきも書いたように、ぼくは文法が得意でした。

その文法問題をできるだけ早く解いて、苦手な長文に時間を残すべく、この参考書で文法のトレーニング。

内容は悪くはないんですが、、、分厚すぎる。

パート5と6あと、語彙などものっているんですが、なんと600ページ以上。

当時はこれを2〜3周しました。時間がかかってしょうがなかった思い出。

正直量が多すぎて、完璧に吸収しきれたか微妙なところ。

今ならこの参考書は選びません。

つまりあんまりオススメしないです。

Part5&6対策におすすめな参考書は少し後ろで紹介しますね。

 

【新形式問題対応】TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7

こちらはパート7対策で使用した参考書。

これは超オススメ!

ぼくは長文のパート7が大の苦手で、読むのがとにかく遅かったんです。

これまでにも書いたように、ぼくはパート7で全部解ききるのはあきらめ、ゆっくりでいいから正解率を高める方針で攻めました。

この参考書ではTOEICのパート7のクセや回答法を、これでもかと丁寧に教えてくれます。

間違いなく正解率を上げるのに役立ちました。

Part7で困っている人はぜひ、この『TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7』のぞいてみてください!

 

Part5&6対策ならこっちの方がオススメ!

文法が苦手な方はこの『TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 5 & 6』がオススメ。

実は、ぼくはもともと文法が得意だったこともあって、この参考書は使ってはいません。

しかし、周りの友達からの評価がとても高い参考書。

なによりパート7でお世話になった参考書と同じシリーズなので、信頼できます。

もちろんAmazonでの評価もかなり高いですよ!

気になる方はチェックしてみてください。

 

実践的な模試の参考書1冊

さいごに模試の参考書をご紹介。

TOEIC(R)テスト新・最強トリプル模試1

模試対策には、こちらのちょっとマイナーな参考書を使いました。

ですが、これはオススメしません(笑)

模試3回分入りで2000円とコスパはいいんですが、無駄に難しすぎ。

音声は早いし、トピックは難しいし、実際のTOEICらしくないんです。

無駄に難しいせいで点数換算は激あま。

正解率60%でも700点後半の結果がでるんです(笑)

少なくとも、700点を目指している方には合わない参考書。

 

TOEIC模試の参考書ならこっちがおすすめ

コスパを重視するなら、アルクの『TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問』がおすすめ。

評判がものすごくいいです。

 

また、少々高くても一番のおすすめは公式問題集。

やっぱり公式はだてじゃない。公式問題集をやりこむことで、ぼくもあとあと970点を取ることができました。

公式問題集には間違いなく3000円以上の価値あり。

 

さいごに|単語勉強も忘れるな!

さいごに今回紹介した勉強法をまとめておきます。

  • そもそも最後まで解けなくてOK
  • 簡単なパートで点数を稼ぐ
  • 自分の得意な分野で苦手をカバー
  • 時間配分が命|時間を逆算すること
  • 少ない数の参考書をやりこむ
  • TOEICのクセを知る

今回は、2ヶ月でTOEIC700点を超えた勉強法と使った参考書をご紹介しました。

実は一点だけ、大きな欠点があります。

それは単語勉強を怠ったこと。

当時のぼくは、どこかから仕入れた、「TOEICで単語勉強はいらない」という情報を信じていました。

そこで単語勉強をせずに、TOEIC対策をしていました。

幸いにも大学受験程度の単語は記憶していたので、なんとかなりました。

しかし!

単語勉強をしっかりしていたら、もっともっとスコアを上げることができたのは間違いない。

この記事を読まれているみなさまにおかれましては、TOEICの英単語対策もしっかりと行っていただければと思います。

あとあと単語勉強をしっかりやったおかげで、970点を取ることができました。

ちなみにぼくが使用したのは『金のフレーズ』という単語帳。

このブログで紹介記事もかいたので、そちらもぜひ読んでみてください。

関連記事:【970点の視点】TOEIC英単語帳・金のフレーズのレビューと使い方!

 

それでは楽しいTOEIC勉強をー!

 

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