こんにちは、理系の大学院を休学中のタケシです。
ぼくは大学院の1年生の後期から1年間大学院を休学しています。
この記事では、実際に理系の大学院を休学するために必要だった手続きを紹介します。
ぼくが休学した経緯に興味がある方は、こちらの記事をどうぞ。
この記事の内容は国公立大学大学院(理系)での休学手続きになります。
国公立大学大学院では大きなズレはないと思いますが、休学をされる前には大学HPを確認してください。
理系大学院の休学に必要な3ステップ
まずはサクッと必要だったことを箇条書きで紹介します。
- 家族、両親の説得
- 教員の同意、休学届(休学願)の提出
- 奨学金の停止手続き(必要のある人だけ)
休学に必要なステップはこれだけ。
それぞれ細かく見ていきましょう。
休学手続き①家族、両親の説得
まずは、家族や両親の説得。
もう年齢的には大人と言っても、やはり親御さんは心配するものです。
ぼくも休学すると言ったときは、両親にとても心配されました。
書類的な手続き上は、両親の同意は特に必要ありませんが、しっかりと説明した上で休学した方がいいと思います。
- 自分の今の状況
- 休学しようと思ったきっかけ
- 休学が必要な理由
- 休学のリスクについて
- (ざっくりでも)休学後のプラン
こういった内容をしっかりと自分の言葉で伝えるのが大事。
参考までに、ぼくが両親を説得するときに話したのは、こんな内容です。
- 何も考えずに大学院まで来てしまったから、一度じっくり考える時間がほしい
- 研究室の教授がきびしすぎて、うつっぽくなったので一度距離を置きたい
- 来年復学するときに、就活の際学校推薦も残るし安心
- 今を逃すと、後で絶対後悔する
- 社会人になってから路頭に迷うより、今迷った方が低リスク
休学手続き②教員の同意、休学届(休学願)の提出
つづいて書類的な手続きのお話。
休学の手続きで一番大事なのは、この休学届(休学願)の提出。
この休学届がきちんと受理されれば、晴れて休学スタートになります。
ぼくの大学院(関西の国公立大学大学院)の書式では、
- 自分のサイン
- 休学の期間
- 休学の理由
- 担当教員のサイン
- 主任教員のサイン
が必要でした。
ポイントは担当教員と主任教員の2人からサインをもらう必要があること。
ちなみに、休学の理由は1,2行で大丈夫です。
学生課の人は休学届を事務的に処理するだけなので、全然重要視されません。
休学届の理由はぺらっぺらでも、教員たちとの面談で、その場できちんと説明できれば問題ありません。
休学の一番のネックは担当教員のサイン
一番ネックになるのは、担当教員のサイン。
つまりは自分の所属する研究室で、普段指導してもらっている教授・准教授のサインです。
サインをもらうために、しっかりと担当教員と話合う必要があります。
- 休学しようと思ったきっかけ
- 休学が必要な理由
- 休学中にやりたいこと
などなど、しっかり自分の中でまとめてから話し合いをしましょう。
ぼくの場合は2,3回教授と面談しました。
休学するのに教員の許可が必要なのも、ちょっと変な話なんですけどね。
休むことによって教員に迷惑がかかるのは理解できます。しかし、教授が厳しすぎてうつになって休学せざるを得ない人もいます。
そうじゃないにしても、学生の選択に対して教授に許可が必要なのは、なんかおかしな話。
もし、教授がサインしてくれなかったらと思うと、ゾッとします。
主任教員のサインも割とすぐもらえる
休学届のための最後のステップは、主任教員のサイン。
専攻科や専攻課程の主任教授にサインにサインをもらいに行きましょう。
でも、これもあっさりもらえると思います。
大学院生は何人もいるので、自分の研究室の学生でない限り、主任教授もほとんど干渉してきません。
ぼくの場合も、主任教授と5分くらいお話しして、さくっとサインしてもらいました。
担当教員や主任教員にサインをもらいに行く時は、きちんと面談のアポをとってから行きましょう。
面談希望日の1週間目くらいには、希望日を数日提示してメールをすれば十分だと思います。
休学届といった書類には厳格な期限があります。本当に注意してくださいね。
締切の大体の目安は、前期後期が始まる1か月前くらい。
)実は前期後期が始まる直前まで受付可能らしいらしいですが、リスキーなので早めに提出しましょう。)
また、自分の大学の学生課で最新の情報を確認してくださいね。
休学手続き③奨学金の停止手続き
奨学金を借りていない方は必要のないステップなので、読み飛ばしてください。
最後は、奨学金の停止手続きです。
ぼくは次の2つの奨学金を借り(給付していただい)ていました。
- 財団法人の給付型奨学金
- 日本学生支援機構(JASSO)の第一種奨学金
財団法人の給付型奨学金に関しては、奨学生の辞退願を提出し、辞退しました。
また、多くの方が利用されているJASSOの奨学金は、休学の際は休止する必要があります。
休学する場合、奨学金の貸与は「休止」する必要があります。
公式HPから引用
大学の奨学金担当窓口で異動願(届)をもらい、必要事項を記入して提出しましょう。
また、奨学金の休止は原則として2年までと決まっているので、長期で休学しようとされている方は注意してください。
「休止」の期間は2年(大学院奨学金で特に機構が認めたときは3年)を超えることができませんので、2年(大学院奨学金で特に機構が認めたときは3年)以内に「復活」する見込がない場合、奨学金は「辞退」することとなります。詳しくは学校に確認してください。
公式HPから引用
さいごに|書類の締切だけは本当に注意
さいごにもう一度、大学院生が休学するのに必要な手続きのまとめ。
- 家族、両親の説得
- 教員の同意、休学届(休学願)の提出
- 奨学金の停止手続き(必要のある人だけ)
また両親の説得、教員のサインを得るために、以下のことについて自分の考えを整理してみてください。
- 自分の今の状況
- 休学しようと思ったきっかけ
- 休学が必要な理由
- 休学のリスクについて
- 休学中やりたいこと
- (ざっくりでも)休学後のプラン
※書類には厳格な期限があります。本当に注意してくださいね。
さいごに、この記事を読んでくれている方は、きっと大学院で何か悩みを抱えているはず。
休学をするのか、しないのかを含めて、あなたがベストな選択ができるように心から願っています。
それでは!
コメントを残す